仕事で取り返しがつかない大失敗をしてしまいました

以下は中途入社3年目、運送会社、倉庫内作業職、男性の方の体験談です

ミスの内容・きっかけ

私はどちらかというと、仕事は寡黙にテキパキと行うタイプです。

コミュニケーションが苦手というのはありませんが、与えられた仕事を効率良く素早くこなしていくのがゲーム感覚のようで好きなのです。

そういった理由で倉庫内作業職をいくつか転々とし、現在の会社に落ち着きました。

性格と合った良い職と感じ、自分の仕事姿勢にも自信がありました。

ところがある日、作業を管轄する新しい主任が任命され、

彼の下で働くようになり状況が変わりました。

彼はコミュニケーションの方を重視するタイプで、私とは逆の性格です。

仕事の効率的には私の方が優れ、成績を出していました。

彼の場合は成績よりも現場を楽しくしようという方針で、

話や休憩が増えた結果、成績も低下させてしまいました。

私はそのことが不満で主任と仲良くなれず、1人チームの和を乱す形となってしまいました。

その結果、ミスが起きました。

成績を伸ばそうと作業を急いだ結果、

商品を破損させて会社に損害を与えてしまったのです。

詳細はこうです。通常はチームで協力して運搬するところを、決まりを破って一人フォークリフトを利用して運搬を開始しました。

自分では冷静だったつもりですが、運転がフォークにあらわれていたことを今では認めています。

カーブの際に減速が足りず、コンテナを倒してしまい、

大量の商品が地面に叩きつけられて破損しました。

しかも悪いことに商品は衝撃に脆いもので、取り返しがつきませんでした。

楽しく仕事することの大切さを学びました

「ガシャン!」という大きな音を耳にした主任が駆けつけてきて、

「大丈夫か! 怪我はないか!」と私に声をかけました。

入社して以降、はじめて起こしてしまった大きなミスに動転していた私は冷静を保てず、どう説明したかよく覚えていませんが、主任はまず私の体が大丈夫かを心配し、他にも周りで作業していた人が怪我をしていないかを確認しました。そして最後に商品を確認したのです。

私は主任のこの対応に驚きました。

きっと主任は自分のことを嫌っていたと思い、

ミスをした自分を責め立てると思っていたからです。

しかし主任は真っ先に自分を含めた人間に対しての心配をし、

惨事となった商品を二の次にしたのです。

私は彼の対応にその場で涙を流してしまいました。

その後の処理では、主任が作業事故の報告を引き受け、私は簡単な始末書を書くだけで終わりましたが、主任は上層部や営業に半日も頭を下げてまわり、たくさんの書類にサインもしなくてはなりませんでした。

「本当にご迷惑をおかけしました!」という私に、主任は一切今回の面倒の不満を漏らすことなく肩をポンポンと叩き「長く働いてればよくあることだよ。俺なんかもっと大損害を何度もやってるからな」と笑ってはげましてくれました。私は下げた頭を中々上げることができませんでした。地面にポタポタと落ちる涙をとめられなかったからです。

以降、働く姿勢を改め主任や他の社員とのコミュニケーションを深める努力をはじめました。

成績はやはり、落ち気味だと思います。

しかし毎日主任の下で社員は全員明るく元気に働き、

残業に悪い顔をする人もいません。

成績に拘りすぎず、楽しく仕事をすることの大切さを、今回のミスから学びました。

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