仕事のミスを隠すのはよしましょう

4年間で内勤事務の仕事を一通り覚え、5年目に入って営業に出るようになりました。

営業は幅広い仕事です。預金から融資、相続の相談などオールマィティーな能力が求められます。

一番難しいのは融資であると先輩からも言われ、自分でも納得していました。

融資の仕事は既存融資先であれば、融資申し込みを受け、資金使途や財務分析そして担保の状況などの書類を作成し、上司の決裁を受けて融資実行します。

新規融資は取引のない先に食い込んで行きますから、相当の粘りが必要になります。

4年間の内勤の内1年間は融資の事務を覚えましたが、融資の判断とか書類審査の勘所を覚えられるものではありません。

営業に出て何度も小さな失敗を繰り返しながら覚えていくものだと先輩は話していました。ところが事業先融資でとんでもない失敗をしてしまいました。

手形を発行している企業は手形期日にその手形を必ず決済しなければなりません。

手形が落ちないと不渡りになり、2度不渡りを出すと銀行取引が停止になり、企業は倒産します。その手形資金の100万円の融資が私の不手際で間に合わなくなっのです。

債務超過の企業だったので100万円の融資であっても、本部長の決裁が必要な案件でした。

新米の私は本部稟議になる事が分かりませんでした。銀行の不手際で企業を倒産させることは出来ません。

その日の3時までに決済できないと不渡りの付箋を貼って一晩出納で止めおき、翌日の手形交換所に不渡り手形を持ち出し、不渡りが確定します。

どうやら、奥の手があったようです

稟議書類は作成できていたので支店長は稟議をその日の本部行きメールに載せてくれました。その前に稟議書を前もって本部長に送り、決済の内諾は貰っていました。

このような奥の手があることを私は知りませんから、私は居ても立ってもいられませんでした。

稟議書を本部行きのメールに載せた後、私と直属の上司は支店長に呼ばれ、厳しい注意を受けました。なぜ今回の様な不始末が起きたのか、そして今後の対策を書いた顛末書を支店長に提出しました。融資の怖さを知りました。

融資の遅れは場合によっては企業の命を絶つことになりかねません。慎重には慎重で仕事をしなくてはならないことを肝に命じました。

仕事でミスするのは誰にもあることです。

上司に相談することです

自分に何ら瑕疵がなくても向うからミスの原因が飛び込んでくることがあります。

しかしあれこれ言い訳を考えるより、ミスはミスとして受け入れて、この後どのようにミスをカバーするかに全力を注ぐべきだと思います。

ただ自分で一人相撲を取っていては傷口が広がる恐れがありますから、すぐに上司に相談してベストの対応を取るべきでしよう。

決して仕事のミスを隠すのだけはやめてください

上司に報告すると10割かかっていた重荷が半減しますから気が楽になります。

また同じようなミスは二度と繰り返さないことが信用を得る秘訣です。仕事は真剣勝負ですから、安易な考えは捨てましょう。

さらに大事なことはまた失敗を繰り返すのではないかと萎縮しないようにしましょう。

力を抜いて毎日平常心で仕事することが大切です。

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