仕事でいちばん大事なのは大失敗をどう乗り越えるか

新入社員で入社し、仕事に慣れてきた頃に大失敗をしました。

あの経験は今でもトラウマのように蘇ることがあります。

仕事にも慣れてきて人との会話にも余裕ができた頃、お休みしていた先輩の仕事を変わりにしないといけなくなり、原料の発注をしました。

現場からの依頼書を見て1.0tと書かれていたのを見て10tと注文をしてしまいました。

言い訳にはなりますが1.0のコンマが小さく、人の仕事なので感覚もわからず注文していました。

その原料は別注の原料で、その間違いに先輩が気づいたのは数日後でした、気づいた時にはもう遅く、原料は仕上がってしまっていて、しかも1tの原料を使い切ったらその工場の生産は閉めてしまおうとまでいうほど必要最低限の原料でした。

70万円の買い物が私の間違いで700万円・・・本当の冷や汗がでたのは人生でこの時だけでした。

仕事にも慣れてきて会社に行くのも楽しくなっていた頃の大失敗・・・

でもその事で多くの人に助けられました。

仕事は一人でしている事ではないと、誰でも間違いはある事なので間違った事に対して外に出る前に誰かが気づくようでなければいけないと。

その流れを作っていこうと前向きに先輩や仲間が考えてくれました。

そしてその現場を閉めようと思っていた社長も、その原料がなくなるまで稼働して利益を上げる決断をしてくださいました。

原料を消化できるのに3年はかかりました。

原料がどれだけ減ったか気にする毎月でしたが。

この大失敗で、とても凹み仕事を辞めたいとまで思いましたが、それ以上に仕事で返して行こうと決意もできました。

私にできることは仕事で返して行くことだと思いながら頑張りました。

このような失敗は2度としてはいけない事ですが、それからどの仕事に対してもチェックが入る流れになっていきましたので今ではノーミスで仕事をすることができています。

仕事に慣れてくる頃が何か油断してしまう時でもあると思います。慣れてきたなと思う頃に初心に返ることも大切だと思い知らされました。